腱板断裂

腱板断裂

手術

肩関節

ARCR

腱板断裂修復術とは

断裂した腱板(肩の筋肉)を上腕骨(うでの骨)の元々の付いていた箇所に縫い合わせる手術です。当院では関節鏡を用いた手術を行います。術後3ヶ月は縫い合わせた腱板が弱いため負担をかけないようにすることが大事になります。

術後の装具

縫い合わせた腱板に負担をかけないように装具を装着します。装着期間は術後3〜6週間で手術前の筋肉の切れた大きさによって期間が異なります。装着期間が過ぎても負担をかけないよう術後約3ヶ月までは日常生活において注意が必要です。

手術後の流れ

●退院日〜術後3・6週間
装具をつけている間は基本的に手の運動と肘を伸ばす運動のみ可能です。リハビリ時のみ装具を外して肩を動かします。
●装具を外した後〜術後3ヶ月
装具が外れるとデスクワーク等の仕事復帰が可能です。車の運転もできるようになります。しかし、縫合した腱板はまだ弱く切れてしまうことがあるため、日常生活では一部制限があります。
●術後3ヶ月〜6ヶ月
多くの日常生活でうでが使えるようなります。重いものを持つこともできるようになります。重作業の仕事は主治医に確認後の復帰となります。
術後6ヶ月〜12ヶ月
スポーツ復帰が可能になります。経過やスポーツの内容によって個人差があります。

入院中の流れ

手術当日
手術当日はベッド上での安静が必要です。患部を氷で常に冷やし、肩関節の位置を良好に保つため装具を装着します。
術後1日目
術後1日目は、装具の付け外し、服の脱ぎ着、お風呂に入る方法などの日常生活動作を練習します。また、肩甲骨や肘関節などの運動を行います。
術後2日目
術後2日目は日常生活動作の復習や肩関節の状態の確認を行います。
また、自宅で行うリハビリの体操の確認も行います。

入院中のリハビリの様子

装具を装着した状態で生活できるようにリハビリを行います。

Q & A

Q:入院期間はどのくらいでしょうか?
A: 2泊3日で装具をつけた状態での退院となります。短期間での入院に不安のある方は主治医、理学療法士にご相談ください。
Q:装具はどのくらい着けますか?
A:手術前の筋肉の切れた大きさよって異なります。切れ方によって術後3〜6週前後の固定期間が必要です。
Q:痛みや腫れはいつまで続きますか?
A:腫れは術後1ヶ月ほど続きます。じっとしている時や、夜寝ている時の痛みは術後1ヶ月ほど続きます。肩を動かした時の痛みは術後3ヶ月ほど続きます。
Q:いつ頃からものが持てるようになりますか?
A:装具を外した後から500gの重さであれば持つことは可能です。重いものに関しては3ヶ月以降でないと持つことができません。
Q:仕事はいつから復帰できますか?
A:デスクワークなどであれば、術後3~6週前後で可能です。重いものを
持つ仕事は3ヶ月以降となります。手術前に主治医にご相談ください。
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